英国生地の歴史を知る。生地の原点とは?~FOX BROTHERS~
皆さま、こんにちは!
石和店の翔です 💡
本日は、前回と同様に
納品されたばかりの生地のご紹介をしていきたいと思いますが、
前回とは違い、今回は英国生地(イギリス)のご紹介をしていきたいと思います!!
これまでは、イタリア生地を多くご紹介してきましたが、
イタリア生地と英国生地
なにがどう違うの?と思った方も多くいらっしゃるかと思います。
イタリア生地と英国生地この2つの原産国の違いは
生地を選ぶ上で非常に大事かつ、特徴にかなりの違いがございます。
本日は、そんな英国生地の中でも絶大なる人気のブランドでもあります
「FOX BROTHERS」
こちらの中から、新しく誕生いたしました
~FOX CITY~
のご紹介と共に説明していきたいと思います。
「FOX BROTHERS」とは?
フォックスブラザーズは、1772年に英国西部のサマセット・ウェリントンで
創業した老舗ミルです。
皆さまも、一度は聞いたこと、着たことはあるだろう「フランネル」
実は、このフランネルの創設者がフォックスブラザーズなのです。
生みの親ですね♪
世界中の名門テーラーで長く愛されております。
そんなフォックスブラザーズの中で、
本日ご紹介するのが、
「FOX CITY」
今季新しく誕生したレーベルです。
特徴としては、一年のうち真冬、真夏を除く長い期間着用できる
汎用性の高いファブリックで、日本では通年で使用可能といえます。
オーセンティックなデザイン、ネイビー、ブラウン、グリーンなどのソリッドカラーは
スーツ、ジャケット単体で、明るいカラーの数々はトラウザーズに最適です。
では、英国生地はイタリアの違いとは何なのでしょうか?
一番の違いは生地の織り方、考え方の違いがあります。
英国生地は、生地を織る際の経糸(タテ)と緯糸(ヨコ)に、
糸を2本綴り合せて1本の糸とした「双糸」を使用することが多いため、
目付がしっかりとしており、丈夫で高い耐久性があるという特徴があります。
英国スーツでは、自分の息子、孫へとスーツを継承する文化があるほど
丈夫でなくちゃいけませんね。
そして、気候も寒い。丈夫で温かいスーツが好まれます。
ビジネススーツのスーツ生地としてご愛用いただく方も多く、シワになりづらく、
回復力にも優れているためアフターケアも楽。
長い期間、良い状態を維持できる。
イタリア生地は、経糸と緯糸に「単糸」を使用されることで生まれる軽い着心地
クラシカルなテイストが多いイギリス生地に比べると艶があり、肌触りが滑らか。
着心地重視といえます。
そして、イタリア生地の特徴として一番といえることは
なんといってもその色柄の豊富さ、色彩感覚の豊かさが挙げられるでしょう。
生地作りの現場にデザイナーがいることもイタリアならではといえます。
他にもさまざまな違いはあるものの
どちらの国の生地も最高品質のものばかりです。
自分がどんなスーツが欲しいかで原産国も選んで頂くと
生地選びが面白くなっていきます!!
どうでしょうか?
一概に生地といっても色々ありますね~
奥が深い。日々勉強です。w
では、最後に今回のフォックス シティの一部を公開して締めたいと思います。
全58色柄
やはり、クラシックな色柄が多い印象です。
仕立て映え間違いなしの質感です。
目付も300g前後なので、日本では、真夏以外で重宝しそうですね♪
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